木《肝・胆》

肝は気血の循環をスムーズにする役割

胆は肝をサポートし気血の循環を促進する役割

肝臓はとても仕事の多い臓器と言われており古代中国の「黄帝内経」によると【肝は将軍】と言われ、それだけ中枢部分だということが理解できます。肝臓は代謝による解毒・排泄・タンパクの合成や恒常性機能のコントロールなど多岐に及びそれが私たちの身体にとても重要な仕事を行っているという事です。

肝は筋肉が担当です。そのため肝臓に負担がかかり疲れてくると筋肉が硬くなり肩が凝ったり足がつりやすくなったり身体が硬くなったりするのです。また肝と目は関係性が深く肝が弱ってくると目の症状も出やすくなりますので眼精疲労や目に関わる症状も出てきます。

肝が弱った状態を「肝虚」と言います。

肝臓は将軍ですのでここが弱れば途端に崩れてしまいますので自律神経のバランス・ホルモンバランスなどが崩れていきます。同時に精神的にも不安などの感情にとらわれ不安定な心の状態になります。

★肝臓に負担をかけるもの

気候の変化　甘いもの　オーバーワーク　怒り　過度のストレス

セルフケア

玉ねぎ、レモン、ブロッコリーなどは肝臓の解毒に良いと言われている食材ですので積極的に摂ることが大事です。朝起きてレモン水を飲むのも効果的です。森林浴など木々に触れることも大切です。